本日12月16日は東大寺初代別当良弁僧正の命日で開山堂が開扉され、また法華堂にある良弁僧正念持仏の執金剛神立像を拝むことが出来る。まず法華堂に多くの参拝客と並んだ。初めて執金剛神立像を拝んだ

像高は173cmあり口を開いて今にも怒号が響き渡る凄まじい勢いが感じ取られた。1300年以上前に造られたと思われないほど今にも動き出しそうな感を受けた。一部鮮やかな色が残っている。良弁僧正がこの神に祈っている時、光が聖武天皇に当たった事で有名である。同堂にある不空羂索観音像は何回も拝観していつも感銘を受けるが、この金剛さんも小さいながらも迫力一杯である。次に開山堂を訪れた。すぐそばにありここも列をなしていた。お堂も良弁僧正像も国宝である。言い忘れたが法華堂にある像もすべて国宝

国宝だらけだ。列が並んでいてお堂に入るまで時間があり、じっくり植物を見る事が出来た。センリョウ、マンリョウ、シキミ、カリンそしてのりこぼし(?)など。入堂してすぐに良弁僧正坐像がおられ、裏に回った反対側に実忠和尚像がおられた(江戸時代造像)。年に一度の開扉、じっくり堪能して終わった。

執金剛神立像

不空羂索観音立像

良弁僧正坐像

開山堂

開山堂裏から見た景色

のりこぼし(?)
