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ならなぎ 西ノ京コース

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、今日は小雨混じりの天気で風もあり寒い一日だった。3月20日例会で西ノ京コースを勉強した。ここで雑学をひとつ。明日は21日春分の日だ。「お彼岸」で墓参りを思い出すがなぜ墓参りをするのか?
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を「彼岸」といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を「此岸」(しがん)という。そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったらしい。
西大寺からのスタートだ。シキミの花が咲いていた。他にも往く沿道に梅や早咲きの桜、レンギョウなど黄色やピンクが綺麗だ、特に白や紫のモクレンが元気だった。昼前菅原神社に着いた。ご存知菅原道真公の生誕地(?)と云われている神社だが、天満宮には牛の像が奉納されていて撫でたら頭が良くなると言われており、ボケ封じのため優しく撫でておいた。秋篠川の土手横を歩いていると春の季語になっているツクシが芽生えていた。唐招提寺、薬師寺と回って薬師寺の鎮守社である休ヶ岡八幡宮で最後とした。予定では大池も行くことになっていたが、雨で気力が衰えパス!西ノ京駅に14時半に到着しここで終了。雨のため弁当を食べるのが大変だった。雨天時の対策が必要だ。

見た植物

s-ツクシ

ツクシ

s-シキミ

シキミ


s-モクレン

モクレン

s-ウメ

ウメ


見た鳥

s-ケリ

ケリ

s-アオサギ

アオサギ


s-薬師寺

薬師寺西塔







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生飯投げ(さばなげ)

3月1日から14日に修二会が行われているが、その一連の行事で「生飯投げ」がある。先日見損なったのでまた二月堂に行った。修二会とは正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言う。二月堂のご本尊が十一面観音菩薩であり、そのご本尊にわれわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、懺悔(さんげ)することを意味する。練行衆(この法会をおこなう僧侶)が我々の代わりに、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など、人々の幸福を祈願する。「不退の行法」といわれ、752年に始まって今まで一度も絶えることなく、連綿と今日に至るまで引き継がれて今年で1267回目になる。
「生飯投げ」とは人々のためだけでなく鳥・獣にも慈悲を施すという意味がある。食事後残ったご飯を閼伽井屋の屋根に投げる。ほとんどはカラスが咥えていく。今日は「お水取り」に使う「籠松明」が食堂の壁に立てかけてあり(他に置く場所がないのか)ご飯を投げにくくなっていて、竹にぶつける場面もあった。余談だが「松明」は竹の先にヒバの葉を巻き付けている。なぜ松の明かりというのかと訝ったが、ヒバの中に松の木を何本も差し込んであるらしい。二月堂には鎮守神である興成神社・飯道神社・遠敷神社が祭られており、遠敷神社が二月堂に上堂するするところにある。練行衆はその神社に柏手を打ちながら上がっていった。僧侶が柏手を打つのは神仏習合の表れである。
「生飯投げ」を見て満足して帰る途中、若宮神社周辺の参道沿いにある八重のツバキ「若宮ツバキ(カーネーションツバキ)」が5輪ほど咲いていた。もう春だ!
s-食堂に向かう練行衆

食堂に向かう練行衆

s-生飯投げをする練行衆

生飯投げをする練行衆

s-柏手を打つ練行衆

柏手を打つ練行衆



s-籠松明

籠松明



若宮ツバキ

大仏池コース

3月5日例会 大仏池コースだ。3月1日から14日まで東大寺の二月堂で修二会が行われている。「お水取り」で有名だが、正式名は「修二会」と呼ばれている。
s-IMG_0734.jpgこの間毎日食事後、残しておいた生飯を閼伽井屋(あかいや)の屋根に投げ上げる。これが「生飯投げ(さばなげ)」と呼ばれる鳥獣への施食(せじき)の作法だが、それを見学するために一部コースを変更した。朝から雨だ。若草山が霧でかすんでいた。みとりゐ池を省略して昼食後すぐに二月堂に行ったが、残念ながらすでに「生飯なげ」は終わり練行衆が上堂されるところであった。5日は特定の行法があるため早く食作法が行われたらしい。
午後から通常のコースを回った。今日は新人さんがリーダーであったが、よく勉強していて立派なガイドを務めた。一日雨で鬱陶しかったが、植物はいきいきして喜んでいた。
若草山

霧でかすむ若草山


今日観た植物

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クスノキ

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イヌガシ


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シャシャンボ


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イチイガシ


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マルバヤナギ冬芽


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ナワシログミ



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